1. HOME
  2. 9月20日「玄鳥帰(つばめさる)」のお話

9月20日「玄鳥帰(つばめさる)」のお話

ちょうど9月18日〜22日ころを指した72候。「玄鳥」(くろいとり)と書きますが、これはツバメのこと。秋が深まり、寒さを感じはじめた渡り鳥が、休憩のない何万キロの旅に出るころなのです。

民家や商店の軒下では、子育てを終えたツバメ達が旅の準備を始めているのかもしれません。来年やって来るツバメは、生まれた場所や環境をどのように記憶にとどめて飛び立つのでしょう。あの小さな黒い目で、どんな景色を見ているのかしら・・・

この72候の「玄鳥帰」を“さる”と読み下すことの日本語の優しさ、温かい南へ帰ることをイメージしているのでしょうね。

 

error: